竹内良太(たけうちりょうた)は、9月22日生まれのおとめ座、兵庫県出身の男性声優です。青二プロダクションに所属しており、配偶者は同じく声優の寺島愛さんです。
竹内良太さんの最大の魅力は、深みのある低音ボイスです。ファンからの人気投票でも「低音ボイス」自体が第4位にランクインするほど、その声質は彼の代名詞となっています。落ち着きがあり、時に甘さを含んだ語り口は、様々なキャラクターに命を吹き込んでいます。
声優としての演技の幅も広く、スポーツアニメのガタイのいい選手から、ファンタジー作品の異形の存在、乙女ゲームの魅力的な男性キャラクターまで、多彩な役柄を演じ分けています。特に大柄なキャラクターや渋い大人の男性役を多く担当しており、その声質と演技力で独特の存在感を放っています。
ファンによる「竹内良太さんが演じるキャラといえば?」の人気投票結果をご紹介します。2021年と2022年の投票結果を比較すると、人気キャラクターの変動も見られて興味深いです。
【2021年人気投票TOP10】
2022年の投票では順位に変動があり、『ワールドトリガー』のミカエル・クローニンや『僕のヒーローアカデミア』の面構犬嗣なども上位にランクインしています。
このランキングからも分かるように、竹内良太さんは様々なジャンルの作品で印象的なキャラクターを演じており、ファンからの支持も幅広いことが伺えます。特に『ハイキュー!!』の牛島若利は、竹内さんの代表キャラクターとして不動の人気を誇っています。
竹内良太さんが演じた代表的なキャラクターについて、より詳しく解説します。
『ハイキュー!!』牛島若利
白鳥沢学園高校バレーボール部のエースであり主将。「日本一のエース」と呼ばれる実力者で、圧倒的な身体能力と精神力を持つ。竹内さんの低く力強い声が、牛島の揺るぎない自信と威厳を見事に表現しています。2014年から2020年まで5シリーズにわたって演じ続け、竹内さんの代名詞的キャラクターとなりました。
『魔法使いの嫁』エリアス・エインズワース
人間ではない異形の魔法使い。奴隷として売られていたチセを「お嫁さん」として迎え入れる。竹内さんは低音ボイスに落ち着きと甘さのある響きを加え、チセに安心感を与えつつも少し不気味さを残す絶妙な演技を披露しています。2017年から2023年まで3シリーズにわたって演じました。
『アンジェリーク ルミナライズ』ロレンツォ
乙女ゲームの最年長キャラクターで「恋愛不適合者」と呼ばれる不思議な魅力を持つ男性。ファンからは「その声帯だから許されてる」と言われるほど、竹内さんの美しいバリトンボイスがキャラクターの魅力を引き立てています。特に「腰が膝から砕け落ちるような、艶のある美声」と評されるほど、声質の魅力が際立つ役柄です。
『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』名探偵 穴井戸 / 富久田保津
殺人鬼の思考世界「井戸」に潜り、事件を解決する元刑事。竹内さんの落ち着いた低音ボイスが、推理する名探偵の冷静さと鋭さを表現しています。2018年の作品ですが、ファンからの評価が高く、人気投票でも上位にランクインしています。
『銀河英雄伝説 Die Neue These』アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト
帝国軍の将校で、ラインハルト・フォン・ローエングラムの側近の一人。竹内さんの低く落ち着いた声が、忠誠心の強い軍人の威厳と誠実さを表現しています。
竹内良太さんは知名度の高い作品だけでなく、様々なアニメやゲームに出演しています。ここでは、あまり知られていない出演作や意外なキャラクターを紹介します。
『ブレイブリーデフォルト』リングアベル / アナゼル・ディー
人気RPGゲーム「ブレイブリーデフォルト」では、リングアベルというキャラクターを演じています。ゲームファンにはおなじみですが、アニメファンにはあまり知られていない出演作の一つです。
『エルシャダイ』ルシフェル
2010年に発売された独特の世界観を持つアクションゲーム「エルシャダイ」では、堕天使ルシフェルを演じています。竹内さんの低く艶のある声が、神秘的な雰囲気のキャラクターに命を吹き込んでいます。人気投票では19位にランクインしており、コアなファンからの支持を集めています。
『HEROMAN』ヒーローマン
スタン・リーとBONESのコラボレーション作品「HEROMAN」では、タイトルロールのヒーローマンを担当。ロボットキャラクターながら、竹内さんの声が作品に重厚感を与えています。
『はたらく細胞』メモリーT細胞
体内の細胞を擬人化した人気作品「はたらく細胞」では、メモリーT細胞を演じています。通常の細胞キャラクターとは異なる渋さと落ち着きを持つキャラクターで、2021年の人気投票では5位にランクインしました。
『グランブルーファンタジー』バウタオーダ、ジャッジメント
2015年から2024年現在まで長期にわたって出演している人気ソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」では、複数のキャラクターを担当しています。ゲームの世界観に合った重厚な声で、ファンタジー世界の住人たちを演じ分けています。
竹内良太さんの演技の特徴は、何と言っても深みのある低音ボイスです。しかし、単に声が低いだけでなく、そのニュアンスの付け方や感情表現の繊細さが彼の演技の魅力となっています。
ファンからは「吐息にすら情報量がある最高のニュアンス」「深い美声が大好き」といった声が寄せられており、特に『アンジェリーク ルミナライズ』のロレンツォ役では、その声質の魅力が最大限に活かされています。「美しいバリトンボイス」「絶妙な感情の演技」と評されるほど、声のトーンや間の取り方に定評があります。
また、『魔法使いの嫁』のエリアス役では、人間ではない異形の存在に人間らしさと不気味さを同時に与える難しい演技を見事にこなしています。「低音ボイスに加えて落ち着きと甘さのある響きを持ったゆったりとした語り」で、チセが信頼を寄せてしまうような優しさと安心感を表現しつつも、どこか不気味さを残す絶妙なバランスの演技が高く評価されています。
竹内さんの演技の幅広さも特筆すべき点です。『ハイキュー!!』の牛島若利のような力強いスポーツマンから、『ID:INVADED』の名探偵のような冷静沈着な役、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のアシュトン・バルガスのようなファンタジー作品のキャラクターまで、様々なタイプの役柄を演じ分けています。
低音ボイスというと単調になりがちですが、竹内さんは役柄に合わせて声のトーンや話すスピード、感情の込め方を微妙に変化させ、キャラクターごとに異なる魅力を引き出しています。これが、多くのファンに支持される理由の一つでしょう。
2024年現在、竹内良太さんは様々な作品で活躍を続けています。長期シリーズへの出演や新規作品への参加など、その活動は多岐にわたります。
継続シリーズでの活躍
『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』では2017年から現在まで、ダルイ役を継続して演じています。また、『グランブルーファンタジー』でも2015年から2024年現在まで、バウタオーダやジャッジメントなどのキャラクターを担当しています。
最新の出演作
2023年には『魔法使いの嫁』の新シリーズでエリアス・エインズワース役を続投。この役は竹内さんの代表作の一つとして定着しており、シリーズを通して一貫した演技で魅了し続けています。
今後の展望
竹内良太さんの低音ボイスと演技力は、今後も様々なキャラクターに命を吹き込んでいくことでしょう。特に大人の男性キャラクターや異形の存在など、独特の存在感を必要とする役柄での活躍が期待されます。
また、ゲーム作品への出演も多い竹内さんですが、今後も新たなゲームタイトルでの出演が予想されます。『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のアシュトン・バルガス役のように、ゲームからアニメ化される作品での活躍も期待できるでしょう。
竹内良太さんのファンは、彼の深みのある低音ボイスと繊細な演技を楽しみに、今後の出演作にも注目していきたいところです。
以上、竹内良太さんの代表キャラクターと出演作品について詳しく紹介しました。彼の演じるキャラクターはどれも個性的で魅力的であり、その声質と演技力は多くのファンを魅了し続けています。これからも様々な作品での活躍が期待される声優さんです。